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2021/03/13

住宅コラム 「地震の時に安全な家、今すぐできる地震対策」

住宅コラム 「地震の時に安全な家、今すぐできる地震対策」

 

東日本大震災から10年が経ちました。

当時のVTRなどを見ると当時は、不安な気持ちで過ごしている方が沢山いました。

地震時には皆さんどのような行動をとられたでしょうか?

リビングの中央でふんばったという人、逃げ場がわからず室内をうろうろし続けた人、

机の下にもぐったなどという声もあります。

 

そこで今回は、地震時に安全な家のつくりや、今すぐやっておきたい地震対策をお伝えします。

 

◆地震発生時、意外と迷う「どこに逃げる」か

地震が発生したら、家の中のどこにいれば安全なのでしょうか?

昭和の時代には「地震の時は机の下へ」と言われ、

学校の避難訓練では、落下物や倒れてくる家具から身を守るために、

まず机の下にもぐる練習をしました。

ただこれはケースバイケースで、落下物から頭などを守りやすくはなりますが、

大きな地震では机ごと飛ばされる可能性もあるのです。

 

1995年に発生した阪神・淡路大震災の経験者からは、

「地震時に寝ていたら、大きなテレビが身体すれすれに飛んできて命の危険を感じた」という話もあります。

また昔は、地震が来たら「トイレに逃げ込めば安心」とも言われていました。

というのも、トイレは1畳ほどの小さな部屋を4本の柱で囲んでいますので、

地震が来ても潰れにくいとされていたからです。

確かにトイレ内には、上から落ちてくる物や倒れてくる家具がないので、ケガの心配は少なくなります。

そういった面では他の部屋より安全と言えるでしょう。

 

◆「トイレが安全」説は前提条件ありき!

しかしこれは、家が「倒壊」しなければの話です。

倒壊とは、室内空間がなくなるほど家がつぶれてしまう状態のことで、

2018年の熊本地震では倒壊した家も少なくありませんでした。

そうなると、トイレ内に避難したとしても無事ではいられません。

つまり地震が来たらトイレの個室に逃げ込めば安心というのは、

家そのものが無事であることが前提の話ということになります。

またトイレに避難することには、ひとつ危険が伴います。

地震で家がゆがんでしまうとドアが開かなくなる可能性があるのです。

そうなると狭いトイレの中に閉じ込められてしまいます。

リビングであれば掃き出し窓などから外に出ることができますが、

トイレの窓は小さいのでなかなかそうもいきません。

もしもトイレにいる時に大きな地震が来たら、まずはドアを開けて逃げ道を確保しつつ、

命の安全を優先に行動することを心掛けていただければと思います。

 

◆地震時に「安全な家」とは?

では地震時に安全な家とはどんな家でしょうか?

まずは倒壊しないこと、そして落下物や家具の転倒によるケガをしない家であることです。

もちろん、津波や火災などの危険がある場合は、速やかに避難することが肝心になります。

地震時の建物の強さは、建築基準法によって定められていますが、

この基準は大きな地震を経るごとに新しい基準へと強化されてきました。

この基準が大きく変わったのが1981年です。

この年を境目に地震への強さが大きく変わり、

それ以前を旧耐震基準、それ以降を新耐震基準と呼んで区別しています。

これは一戸建て・マンションとも共通で、新耐震基準に沿って建てられた家であれば、

倒壊しにくい家と言えます。

また、旧耐震基準の家でも耐震改修をして新しい基準を満たしていれば安心です。

加えて、木造住宅の場合は2000年にも追加された基準があります。

その内容は、柱と梁などの接合部をしっかり金物でつなぐ、壁の配置バランスをよくするというもので、

熊本地震の被害状況の調査では、新耐震と旧耐震の家で倒壊数に大きな差があっただけでなく、

2000年以降の家は、それ以前の家と比べて被害が少なかったことが分かりました。

つまり木造住宅の場合は、2000年の基準もチェックしておくことで、更に安心度が高まるというわけです。

  

◆地震時に家の中で安全な場所はどこ? 地震対策で今すぐできる3つのこと

では、地震時に家の中のどこにいれば安全かを考えてみましょう。

大地震の被害では、建物の倒壊だけでなく、家の中にあるものによる被害も少なくありません。

つまり家の中で安全な場所は、「落下物や倒れてくる家具がなく、ガラスが飛び散らず、そしていざという時に外に出やすい部屋」

なのです。

そこで地震対策として今すぐできること3つ、ご紹介します

①落下物や家具の転倒、 物の飛び出しを防ぐ工夫

タンス、テレビ、ピアノなどの大物家具は建物と一体化するようにしっかり固定します。

ホームセンターで売っている転倒防止金物を使うといいでしょう。

ピアノは専用の金物を使用してください。

ただし、固定する天井や壁、床の強度が低いと、すぐに外れてしまったり壁ごと飛んできたりすることがあります。

下地が入った壁にしっかり留めるようにしましょう。

下地の有無が分からない場合は、市販の下地チェッカー(下地センサー、下地探し)が

1000円程度から購入できます。

また、大きな地震になると収納の扉が開いてアイロンやハサミ、花瓶など危険を伴う収納物が勢いよく飛び出してくることもありますから、

吊戸棚を含む収納扉には「耐震ラッチ」(揺れるとロックが掛かって扉が開かなくなる金物)を取り付けておきましょう。

ホームセンターなどで入手可能です。

 

②ガラスの飛散防止

地震でガラスが割れると、その破片で大ケガをしてしまうこともあります。

家の中では裸足でいることもありますので、窓ガラスや収納扉のガラスなど室内にあるガラスには、

やはりホームセンター等で入手できる「飛散防止フィルム」を貼るなどして対策をしておきましょう。

地震だけでなく台風時にも役立ちます。

 

③備蓄品の準備

ライフラインがストップした時のことを考え、水なら3日分程度は用意をしましょう。

4人家族の場合はおよそ36リットル、つまり2リットルのペットボトル18本分です。

6本入り段ボールで3箱、その他に食料も必要になるので、大きめの収納スペースを確保する必要があります。

収納位置の基本は重いものは足元に、軽い物は頭の上にしましょう。

収納ソファーや収納ベッドなど家具を利用したり、あまり使っていない吊戸棚や天袋を活用したり、

工夫をしてみてください。

食品類は、ローリングストック法で消費すれば、賞味期限切れを防ぎやすくなります。

ローリングストックとは、少し多めに食品を備蓄して、普段に食べながら買い足す方法です。

最近では防災備蓄セットのサブスク「カップヌードル ローリングストックセット」もあります。

食品類とカセットボンベ、水などをセットにしたもので、入れ替える食品だけが3カ月おきに新しく届きます。

いざという時の備えが何よりも大切です。

 

災害対策への意識を高め、毎日を安心してお過ごしください。

2021/02/20

住宅コラム「浄水機能付き水栓の種類と特徴」

住宅コラム「浄水機能付き水栓の種類と特徴」

 

キッチンプランを検討する際に、水栓金具の機能やデザインは重要なポイントです。

最近では、浄水機能を持つ水栓金具を設置するケースもみられます。

システムキッチンのオプション仕様などにもラインアップされていますし、

分譲マンションでも設置されているケースもみられます。

  

◆浄水機能とは、 水道水に含まれている物質を除去するもの

 

浄水器(機能)とは、水道水に含まれている物質(残留塩素やトリハロメタンなど)を除去、

もしくは減少させる機能をもった機器のことです。

家庭用の浄水器は、水道水を「ろ材」でろ過することで、おいしく安心な水を生み出すものです。

浄水器の「ろ材」には、活性炭、不織布、中空糸膜、逆浸透膜など、いくつかの種類があり、

「ろ材」によって、浄水器を「活性炭式」「ろ過膜式」「逆浸透膜(RO)式」「セラミック式」などと

分類することもあります。

 「活性炭式」は、粒状、粉状、繊維状などにした活性炭の働きで、残留塩素やカルキ臭、有機物などを

除去するタイプです。

 「ろ過膜式」は、ろ過膜や中空糸膜など に水を通すことで、一般細菌や赤サビなどを除去するものです。

複数のろ材を組み合わせ、効果を高めたタイプがみられます。

 

◆浄水器の種類

 

浄水器には、さまざまな用途に合わせて、さまざまな形状があります。

 

●水栓金具ではない浄水器

 

水栓金具ではなく、持ち運びできるタイプが、ポット型(ピッチャー型)です。

浄水器本体を水栓(蛇口)に直接取り付けるのが蛇口直結型です。

また、据え置き型(ホース取り付け型)は、据え置いたり、壁に設置して使用するものです。

  

●浄水機能を持つ水栓金具の種類

 

浄水機能を持つ水栓としては、水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、

ビルトイン型(アンダーシンク型)があります。

新築やリフォームで取り入れられるシステムキッチンに設定されている浄水水栓は、

すっきりとしたキッチンとするために、これらのタイプが多くみられます。

 

・水栓一体型(カートリッジ内蔵型)

 

水栓金具の胴体などに小型のカートリッジが組み込まれたタイプです。

カートリッジ交換も比較的簡単です。

 

・ビルトイン型(アンダーシンク型)

 

キッチンカウンターの下に浄水器本体を取り付けるタイプです。

新築やリフォームで多くみられるスタイルで、設置に関しては、専門的な工事が必要です。

カートリッジの容量が大きいため、たっぷりと使用することが可能でしょう。

 

 

◆浄水機能を持つ水栓金具の形状

 

水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、ビルトイン型(アンダーシンク型)には、

それぞれ、浄水専用水栓タイプ、湯水の混合水栓と浄水機能を一体化させたタイプがあります。

 

●浄水専用水栓タイプ

 

通常の水とお湯を使用するキッチン混合水栓とは別に、浄水専用として設けるタイプです。

水やお湯と同時に浄水が使うことが可能です。

  

●浄水機能を一体化させたタイプ

 

ひとつの水栓で、浄水、水、お湯を使い分けることができるタイプです。

デザイン性の高い水栓金具も多くみられ、キッチンのアクセントにもなります。

シャワー水流やホースが伸びるハンドシャワーなどもあり、使い勝手も高まっています。

 

◆水栓一体型やビルトイン型を取り入れるメリット

 

水栓一体型やビルトイン型を取り入れるメリットは、

 

・水栓からの浄水なので、すぐに調理に使用できること、

・据え置き型に比べて、キッチンカウンターなどのスペースがすっきりすること、

・ミネラルウォーターを購入しなくて済むため保存(収納)スペースを確保する必要やゴミがでないこと、

 などが挙げられます。

 

そのため、子育て中や共働きのご家庭でも人気のアイテムのひとつとなっているようです。

  

◆リフォームで取り入れることも可能

 

キッチンの水栓金具を取り替えることで使い勝手もデザイン性もアップするものです。

一般的な水栓から浄水水栓に変更することは可能ですが、ビルトイン型(アンダーシンク型)の場合、

シンクの下にカートリッジを設置するスペースがあるかどうかの確認が必要でしょう。

 

スペースがない場合は、水栓一体型(カートリッジ内蔵型)を検討しましょう。

また、浄水専用水栓タイプは、既存の水栓をそのままで、浄水器を取り付けたい場合にも向いています。

 

◆カートリッジの交換期間、交換方法など事前に確認を

 

浄水器を使用する際に、忘れてはならないのがカートリッジを交換です。

表示されている期間内に必ず、交換することが大切です。

 

水栓一体型やビルトイン型では、商品によって異なりますが、水栓金具の胴や台座部分などに、

交換を知らせるサインが表示されるタイプもみられます。

 

交換の目安は、商品機種や使用する地域、水量や水質などによって異なりますが、

おおよその目安は、水栓一体型で24カ月程度、ビルトイン型で1年くらいでしょう。

 

いずれにしても、選ぶ際には、ショールームなどでビルトインされている状態なども確認し、

交換期間や交換方法、カートリッジの価格や購入先などを事前に確認することです。

 

取り入れる際には、予算も含め、キッチンのプランニングと同時に検討することが大切です。

2021/02/01

住宅コラム 「木製サッシの特徴と選び方」

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住宅に用いられる窓サッシの素材には、いくつかの種類があります。

最も馴染みがあるのはアルミサッシ、寒冷地などで広く普及している樹脂サッシ、自然素材の風合いが魅力の木製サッシなど、
いずれも建材メーカーから豊富な商品ラインナップが揃っています。

窓としての性能(断熱性や遮音性など)は、ガラスとの組み合わせがとても重要ですし、
建物全体の性能も合わせて検討することが必要です。

新築やリフォームの際には、立地条件や間取り含めて考慮することが大切でしょう。


◆木製サッシは寒さの厳しい北欧などで普及

木製サッシは、寒さの厳しい北欧などで、広く普及しています。

日本でも、アルミサッシが普及する昭和30~40年)以前、木製の窓枠が多く用いられていました。

日本の風土に馴染んだ素材で構成され、性能も向上した木製のサッシは、近年になって、
その素材感や自然の風合いが見直され、人気が高まってきています。

一般的に木製サッシは、アルミサッシなどに比べてコストは高めです。

窓計画にもよりますが、住まい全体をトータルにプランニングすることが重要です。



◆木製サッシの主な特徴


●素材の持つ風合いやインテリア性が魅力

木製サッシは、ナチュラルなインテリアはもちろん、どんな空間にも馴染みやすく、
あたたかみを感じるのが大きな魅力です。

輸入建材や国産の製品も揃っています。

木製サッシの主な樹種は、メーカーによって異なりますが、主に米松や米ヒバ、ナラ、カバ、ヒノキなど
さまざまです。

日本の材(青森ヒバ、金山スギなど)を用いた商品もあります。

また、それらの無垢材だけを用いたもの、集成材や積層材を使用したものなどもみられます。


●高い断熱性能。気密性を高めた商品、防火認定を取得した商品も

窓としての性能や機能を考えた場合、ガラスとの組み合わせが重要ですし、
サッシ単体で考えることは難しいものですが、木製のサッシ枠の大きな特徴として、
断熱性能の高いことが挙げられます。

熱をほとんど伝えない木製枠部分に、結露が起きにくいのはメリットでしょう。

商品によって異なりますが、複層ガラスや高断熱複層ガラス、トリプルガラスなどと、
組み合わせることが可能です。

また、最近では、気密性や水密性を向上させた商品も豊富になってきていますし、
防火認定を取得した商品も揃っています。


●地球にやさしい建材

木製サッシは、製造段階での炭酸ガス放出量も少なく、廃棄段階で有害物質を出すこともない、
ということも特徴のひとつです。


◆耐久性を高める工夫が施された商品が揃う

最近では、木製サッシのデメリットと言われている、経年による塗装の劣化や腐食、
木の狂いなどを克服するためのさまざまな工夫が施された商品がみられます。

たとえば、充分な乾燥により含水率低くすることで、木の反りや曲がりを防いだり、
耐久性を高めるため特殊加工を施したタイプもあります。


◆窓スタイルのバリエーションも豊富に

木製サッシは、各メーカーからさまざまなスタイルの商品がラインナップされてます。

和洋問わずどのようなデザインの住まいでも取り入れることが可能です。

輸入住宅で用いられていることも多い、上げ下げ窓や回転窓、開き窓や天窓などは、
木製サッシのイメージとして馴染みのあるスタイルですが、
突き出し窓や引き違い窓、大型の引き戸タイプなど、サイズも豊富に揃っています。


◆開閉方法、施錠方法、重さなどは実際に操作して

木製サッシでは、商品によって、開閉方法やロック機能など、一般的なアルミサッシと異なるケースがあります。

可能であれば、ショールームなどで実際に操作性の確認することをお勧めします。

サイズによっては、重さのあるタイプもみられるので、家族誰もが使いやすいかどうかなども考慮して、
プランニングすることが大切でしょう。


◆日々のお手入れやメンテナンスを事前に確認しておく

木製サッシの素材の美しさ、操作性などを保つためには、メンテナンスも重要です。

具体的な方法や時期など、事前にしっかりと確認するようにしましょう。

一般的には、塗装などのお手入れ、レバーやハンドルなどの金物の操作性や
気密性などのチェックをしましょう。

特に塗装面については、定期的な再塗装が必要です。

塗装面が劣化すると木材の劣化にもつながるので、長持ちさせるためには
早めのメンテナンスを心掛けることです。

メーカーや商品によって使用する塗料が異なりますので、購入先なども確認しておきたいポイントです。

2021/01/26

住宅コラム 「テレワークしやすい家(書斎)づくり!」

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新型コロナウイルス、働き方改革などの流れを受けて、家づくりの考え方が大きく変わろうとしています。
 
自宅を仕事の拠点にするテレワーク(リモートワーク)へのシフトが急速に進展し、
今後、自宅の一部をワークスペースにする家づくりが一般化してくるでしょう。
 
一方で、多くの場合、「仕事をする場に適したスペースがない」「オンとオフの切り替えが難しい」のが実際です。
 
そこで今回は、これから家づくりを検討されている方に書斎の間取りやレイアウトの工夫、
オンとオフを切り替えやすい住まいのアイディアなどをご紹介します。
 
ぜひ家づくりの参考にしてください。
 
 
◆新型コロナで変わった住宅事情
 
新型コロナ、働き方改革の流れの中で、急速に進展したテレワーク(リモートワーク)による働き方ですが、

実際問題として、今の住まいで快適に在宅勤務ができる住環境があるのはほんの一握りの方というのが実際です。
 
実際、書斎などの個室ではなくリビングダイニング(LDK)でテレワークをおこなっており、
書斎などの仕事専用ルームの方は一部の方にとどまっています。
 
中には、トイレや浴室で仕事をしている方もいらっしゃるなど、自宅での仕事ができる環境の確保に苦慮しているのが現状です。
 
ここで注目なのは、「仕事専用スペースがない」という物理的な面だけでなく、
「オンとオフの切り替えが難しい」という働き方、時間の使い方などのワークスタイルの問題も同時に解決する必要があるということです。
 
それを解決するのが書斎です。
 
そして書斎をつくるなら、仕事が進む専用スペースはもちろん、仕事も趣味もモチベーションが上がるような書斎にしたいですよね。
 
 
◆書斎が必要性とされる理由
 
書斎は、もともと読書や執筆をするための部屋という意味でした。
 
しかし、実際には、仕事、趣味、書庫など、幅広い用途で利用できる個室として使われていることが多いです。
 
以前の住宅では「できれば書斎が欲しい」という優先順位でした。
 
しかし、新型コロナ、働き方改革、人生100年時代を迎える流れの中で、
 
・テレワークはもちろん在宅での仕事や 趣味に集中できるプラス1の個室の必要性
 
・家族間でもプライバシーが確保できる 空間の必要性
 
・オンとオフの切り替えがしやすい場所の 必要性
 
といったことから、人生100年時代に、リタイヤ後も在宅でテレワーク(リモートワーク)できる環境を充実させたり、
趣味を楽しめる家づくりを考える上でも重要な位置づけになってきています。
 
 
◆書斎の広さの目安
 
一般的に書斎は、4畳半から6畳程度の間取りが多いのですが、
小さめの書斎であれば2畳から3畳程度でも、机と椅子、本棚などがミニマムに配置できる広さです。
 
最近話題のミニ書斎なら1畳でも可能です。
 
ただし、あまり狭くしすぎると用途が限定されてしまうため納戸のようなスペースになりがちなので、
長い目でみると自然光も取り入れて快適な空間になるような書斎づくりが望ましいでしょう。
 
 
◆書斎のタイプと特徴
 
書斎には、主に3つのタイプがあります。
 
 
●完全個室の書斎
 
集中できるワークスペースや、趣味の部屋をつくりたい方は、完全個室の書斎がおすすめです。
 
打ち合わせが多い方や、集中して取り組むクリエイティブ職の方には、必須の間取りになってくるでしょう。
 
書庫としても活用する場合は、書籍が日焼けをしないように北向きのほうが望ましいでしょう。
 
完全個室のメリットは様々ありますが、完全個室はウェブ会議で家族の話し声やペットの鳴き声などを気にせずに会話に集中しやすい
環境づくりができます。
 
オンライン会議の画像の背景にプライベート空間が映ることを気にすることもありません。
 
食・睡眠・仕事のスペースを分けることができますので、オンとオフの切り替えにも有効です。
 
一方で、個室は、1部屋プラス確保することになるため、延べ床面積と壁面積が必要となるのでコスト的には若干プラスになります。
 
エアコン、照明、コンセントなどの設備費も考慮しておく必要があります。
 
狭い書斎だと閉塞感があったり、こもりがちになるようであれば、半個室なども検討してみるとよいでしょう。
 
また、子育て時期に子供の世話や料理・洗濯などの家事をこなしながらでは、完全個室での在宅ワークは難易度が高いので、
リビング書斎と個室の使い分けも検討してみるとよいでしょう。
 
 
●半個室の書斎
 
完全個室の書斎を確保するのが難しい場合は、ロフト、スキップフロア、LDKや寝室の一角に2~3面の壁で囲まれた
小さな空間をつくる半個室の書斎を設けるのも一案です。
 
完全個室ほどの遮音性はありませんが、視線を遮る工夫次第では、家事の合間に集中しやすい空間がつくれます。
 
趣味の部屋も兼ねるとちょっとした隠れ家の様に使うこともできます。
 
ロフトやスキップフロアを活用すれば、延べ床面積の影響を受けずに、立体的に空間を有効活用できます。
 
ロフトなら個室に近い籠りやすい空間になり、スキップフロアとして階段の踊り場付近などを利用するような場合はリビングに近いなど、
より家族の気配を感じながら完全個室とリビング書斎の中間的な位置づけになります。
 
なお、防音性はありませんので、洗濯機の近くや、お子さんの遊ぶ場所からは離れ目の場所に配置するとよいでしょう。
 
 
●リビング書斎(オープンワークスペース)
 
リビングや廊下の一角などをワークスペース、スタディスペースにする方法です。
 
家事や子育ての合間にすぐに仕事にとりかかりやすく、
小さいお子さんのいるうちは個室の書斎との使い分けをして利用するのもよいでしょう。
 
子供宿題をみたり、煮込み料理の合間にちょっと仕事をするなどの使い方ができます。 
ウェブ会議では、家族との会話などの生活音が入ったり、映像にプライベート空間が映る可能性も
あるため注意をしてください。
 
 
◆アフターコロナの書斎づくりのポイント
 
ミニマムな書斎であれば、机と椅子さえあれば、リビング、寝室、階段下の空きスペースなどでもオープンワークスペースはつくれますが、
より快適に仕事ができ、おしゃれで趣味も楽しめるような多機能な個室にするためには、何点かのポイントがあります。
 
 
 
●ポイント①防音対策
 
書斎の床をフローリングにする場合は、椅子を動かす際の音、キャスター椅子のゴロゴロ音や床に足を引きずる際の音など、
音の響きが気になる場合があります。
 
床材はクッションフロア、コルク材などの音が響きにくい床材も検討するとよいでしょう。
 
隣室が寝室などの場合は、睡眠を妨げないように配慮する必要があります。
 
音楽鑑賞、楽器の演奏などの防音室にする場合は別途工事費がかかりますので、目的に応じて検討しましょう。
 
 
●ポイント②収納とセキュリティの確保
 
自宅で通常業務と同様のパフォーマンスを発揮するには、資料へのアクセスのしやすさも重要です。
 
オフィスの資料がPDFなどでほぼデジタル化されていればクラウド環境で資料が確認できることもあると思います。
 
しかし仕事をリモートで行う機会が増える中、紙の書類や仕事道具は増える傾向がありますので
収納できるようなレイアウトと本棚などの収納スペースは確保しましょう。
 
今後、フリーランスとして活動する場合などは自宅をメインオフィスと考える必要がありますので、
必要な書類や書籍、ルーターなどの通信機器や仕事の道具や情報の収納場所、
施錠なども含め相応のセキュリティも重要となります。
 
 
●ポイント③机と椅子の選び方
 
注文住宅の場合、おしゃれなデザインの住空間と統一感のある造り付けの造作家具にすれば、
自分の身体のサイズにあった机と椅子がオーダーできます。
 
おしゃれなデザイン性の高い北欧や海外のアンティーク家具を選ぶこともできますが、
日本人の身体のサイズにあった仕様でないこともあるため、
実際に座って確かめてから購入することをお勧めします。
 
テレワークなどのフルタイムで使うことを前提に、
長い時間集中できるような体に負荷のかからない椅子にすることも重要です。
 
 
●ポイント④コンセントや通信環境の充実
 
テレワーク(リモートワーク)に必要なPC、スマホ、プリンタなどの周辺機器が使いやすい位置に電源を確保することはもちろん、
夏に扇風機、冬に小型ヒーターなどをデスク周りに配置すると、より快適な在宅ワークが可能になるでしょう。
 
今後の拡張性も考慮してコンセントは多めに確保しておくことをおすすめします。
 
 
●ポイント⑤空調
 
書斎は北向きが多く、広さも1畳から6畳までとそれほど広い部屋ではないことが多いでしょう。
 
部屋数が増えると、エアコンも何台でどこまでをカバーするかなど検討する必要があり、
光熱費はもちろん、空間のデザイン、室外機などの外観にも大きく影響します。
 
エアコンの台数を気にすることなく、家全体を快適な住空間を確保するなら、全館空調を導入する方法もあります。
 
近年は、各設備メーカーの技術開発が進み、様々なタイプの全館空調システムが開発されて選択の幅が広がっています。
 
また、電気代などのランニングコストが数年前の水準と比較してかなり抑えることができるようになってきているため、
導入される方が増えています。
  
アフターコロナの家づくりは、このような新たな考え方や住宅設備の動向も踏まえて検討する必要があります。

2019/12/21

住宅コラム 「設備・建材選びの情報収集のコツ」

住宅コラム 「設備・建材選びの情報収集のコツ」

住まいに用いられる設備や建材は多種多様です。

 

キッチンやバス・サニタリー、床や壁材やドア、窓などもありますし、

屋根材や外壁材、門扉といった外まわりのアイテムもあります。

 

照明や冷暖房なども含まれ、その種類も商品も膨大です。

 

これらの設備や建材は、実際には、施主主導で選ぶ場合と、

ハウスメーカーや設計者から提案された中から選択するケースがあるでしょう。

 

いずれにしても、最終的にはお施主様が決定するわけですから、

専門的なことは別としても、概要は理解しておく必要があります。

 

設備や建材を選ぶためには、情報収集が重要です。

 

しかし、多くの情報が氾濫しているだけに、自分にとっても必要な情報は何か、

どこから知識を得ればいいのかは、わかりにくいかもしれません。

 

今回は、後悔しない設備や建材を選ぶための、必要な情報の集め方、

確認方法などを整理しました。

 

◆わが家の優先順位を明確にすることから

 

 一軒の住まいに必要な設備や建材は数多く、すべてにパワーをかけて選ぶと疲労し、

せっかくの家づくりが苦痛となってしまうこともあるようです。

 

もちろん、どの商品選びにも力を注ぐことができればいいのですが、

決められたスケジュールの中では、難しい場合も多いでしょう。

 

後悔しない設備や建材選びをするためには、まず、わが家の優先順位を

明確にすることが重要です。

 

こだわりの優先順位、予算面での優先順位を考えることです。

 

これは、家づくり全般にいえることですが、設備や建材の場合も、

「こだわるアイテム」

「設計者等の提案から選ぶアイテム」

「基本的におまかせするアイテム」

などというように分けておくことで、情報収集のパワーのかけ方も整理できるでしょう。

 

また、ハウスメーカーや工務店の住宅商品を選んだ場合は、

設備や建材の選択できる範囲が決まっている場合があります。

 

どこまでが自由になるのか、事前に確認しておくことで、

効率的に情報収集ができるでしょう。

 

その際の価格のアップダウンなど、事前に確認しておくことも大切です。

 

◆実物はショールーム、比較検討はカタログ特徴を理解して効率的に

 

設備や建材の情報の集め方にはいくつかの方法があります。

 

ショールームやモデルハウスを見学したり、カタログを取り寄せたり、

ホームページで確認したり、すでに家づくりを終えた方の使い心地や

成功・失敗談を聞くのもいいでしょう。

 

住宅雑誌や書籍も多くでていますし、ネット上にも、住宅設備や建材に

特化したものもあります。

 

それぞれ膨大な情報があるので、特徴を理解して利用することです。

 

たとえば、実物を確認するのであればショールームやモデルハウスでしょうし、

性能を細かく確認したり比較検討するのであればカタログやホームページです。

 

また、選び方の基礎知識や全般的な傾向を知るには雑誌や書籍、ネットなどが向いています。

 

家づくりの進行状況に合わせて、こだわりに合わせて、使い分けることがポイントです。

 

◆モデルハウスでいまどきの流行を、標準仕様を目安に

 

家を建てる場合、「とりあえず、モデルハウスに行く」という方も多いでしょう。

 

家づくりの初期の段階ですから、依頼先を決めるのが主な目的です。

 

設備機器や建材の細かい部分までチェックすることは難しいかもしれません。

 

また、モデルハウスでは、比較的豪華で見栄えのいいものが

設置されていることも多く、標準的なアイテムではないこともあります。

 

しかし、最新の商品であったり、ハウスメーカーお勧めのアイテム、

流行りのコーディネートであったりするので、どんなものが取り入れられているかは

見ておきたいものです。

 

モデルハウスから持ち帰った、住宅商品のカタログでは、標準仕様の設備や建材のチェックをしましょう。

 

複数のカタログから商品をみていくと、おのずと今の「標準的な設備や建材」が

みえてくるはずです。

 

この仕様を、「いまどきの普通のランク」と考え、ひとつの目安にしてもいいでしょう。

 

目安とした設備や建材のランクよりも、「キッチンはデザイン性を高めたい」とか、

「バスルームはシンプルでいい」など、家族で話し合っていくことで、自分たちのこだわりも

明確になってくるのではないでしょうか。

 

◆新築の分譲住宅やマンションも参考に

 

購入の予定がなくても、分譲住宅(建売住宅)やマンションの見学も参考になるものです。

 

新築の分譲住宅やマンションであれば、人気の設備アイテムやインテリアを

取り入れている場合が多いので、今の住宅の傾向がみえてきます。

 

分譲住宅であれば、モデルハウスとは違って、一般的な広さの空間に設置されているので、

設備機器のボリューム感や使い勝手など、実際に取り入れた時に近い感覚で

確認することができるのもメリットでしょう。

 

また、新築したり、リフォームした友人の家も参考にしましょう。

 

実際に生活していく中での住み心地や使い勝手などの体験談は、貴重な情報です。

 

使ったことのない機器があれば、操作させてもらうのもいいでしょう。

 

◆ショールームは進捗状況にあわせて活用する

 

設備や建材選びで欠かせないのが、ショールームを活用することです。

 

実際の商品をチェックすることはもちろん、最近では、モデルハウスのように

空間展示されているケースも多く、より具体的にイメージできるようになってきています。

 

また、模型や映像を使って、プランニングやコーディネートを

シミュレーションできるところも増えてきています。

 

初期の段階では、全体の雰囲気やメーカーの商品特徴などを把握するために利用し、

実際に商品を決める時期になったら、じっくりとひとつひとつのアイテムの確認をしましょう。

 

アドバイサーに質問したり、実際に機器を操作するなどして、使い勝手をチェックすることが大切です。

 

◆雑誌や書籍、サイトで最新情報を得る

 

新築やリフォーム、インテリアなどの雑誌や書籍でも、設備や建材の情報は多く掲載されています。

 

住宅設備や建材は、その性能や機能は日々進歩していますし、機器や設置に関する法律や条例なども

変わることもありますので、新しい情報が豊富に掲載されているものを参考にすることです。

 

また、ネットでも、設備・建材選びの基本や最新の設備・建材情報などを掲載するものも

豊富になってきています。

 

気になるサイトはこまめにチェックして、最新情報を得ることが大切です。

 

もちろん、設備・建材メーカーのホームページも使いやすくなってきています。

 

商品情報だけでなく、実際にシミュレーションすることができたり、

 

選び方やメンテナンスの情報、施工例や利用者の声などを紹介しているものもみられます。

 

カタログの請求も可能なので、進捗状況に合わせて請求してもいいでしょう。

 

ショールーム見学の際にもらってくることもできますが、事前に請求しておけば、

ショールームに行く前に気になるアイテムをチェックすることも可能です。

 

ネット上では、家づくりの体験談なども多くみられますが、住まいはもちろん、住宅設備や建材は、

プランニングや環境、暮らし方などによって、満足度や使い勝手は異なるものです。

 

一概に善し悪しを判断するのは難しいものだということを踏まえた上でひとつの参考にしましょう。

 

いずれにしても、満足のいく住宅設備や建材選びには、情報収集はとても重要です。

 

わが家に適した商品を選ぶには、さまざまな情報源を上手に利用することがポイントでしょう。

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