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2019-11-16 11:23:00

住宅コラム 「外断熱と内断熱の特徴とポイント」

住宅コラム 「外断熱と内断熱の特徴とポイント」

快適な住まいは、間取りはもちろん、

設備機器など各部分が総合されることによってできあがります。

 

そこで、意外に重視されていないのが住まいの温熱環境です。

 

温熱環境を一定に保つには、断熱を適切に行うことですが、

断熱材は壁の中に入って目に見えないので、なかなか考えつきません。

 

断熱には外断熱と内断熱がありますが、それぞれの特徴を比較してみます。

 

◆外断熱の特徴

 

外断熱は熱容量の大きい建物の外側に断熱層を設け、

建物を外気から断熱する方法です。

 

断熱材が構造物(柱や間柱)よりも外側にあり、

次のような特徴があります。

 

•断熱材は外壁仕上げ材のすぐ裏に設置される

 

•建物全体を断熱材で包む

 

•防湿性が高い

 

•建築コストが割高

 

•C値(※)は2平方センチメートル程度

 

※C値とは、床面積1平米当たりの隙間面積を数値化した気密性能を示す値です。

  小さい数値ほど隙間がないことを示す。

 

◆外断熱工法のメリット・デメリット。

 

結露に強いが適切な換気が必要

 

■外断熱工法のメリット

 

・結露がおきにくい

 

・構造体を覆うため気密性が高くなる

 

・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい

 

■外断熱工法のデメリット

 

・工事費が多少高い

 

・外壁が厚くなるので、敷地廻りに余裕がほしい

 

・断熱材の上から外壁材を留めるので、地震などの時多少不安

 

・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要

 

◆内断熱の特徴

 

内断熱は構造物(柱や間柱)よりも内側にあるものをいいます。

 

柱と柱(または間柱)の間に断熱材を挟み込む工法が一般的で、

次のような特徴があります。

 

•断熱材は柱や間柱の隙間に入れられる

 

•建物の軸組や構造材の部分は全く断熱されない

 

•軸組や構造材に湿気ができることもある

 

•建築コストは一般的

 

•C値は8平方センチメートル程度

 

◆内断熱工法のメリット・デメリット。

 

費用は安いが気密性は並み

 

■内断熱工法のメリット

 

•工事費は外断熱より安い

 

•外壁は厚くならない

 

•施工が容易である

 

■内断熱工法のデメリット

 

•施工が悪いと結露が起きやすい

 

•気密性は外断熱よりは悪い

 

•コンクリート造か木造かによって差がでる

 

◆外断熱か内断熱を選ぶなら、防湿と予算・地域を考えること!

 

■断熱性や気密性は外断熱が優れている

 

断熱性能や気密性能を数値の観点でみると、外断熱が優れています。

 

従来の戸建て住宅では、一般的な断熱方法は内断熱でした。

 

では内断熱は時代遅れの工法なのでしょうか。

そうではありません。

 

地域によって外断熱と内断熱を使い分けるとよいのです。

 

北海道や東北などの寒冷地では外断熱が有効に働くでしょう。

 

本州では内断熱でも問題ありません。

 

ただ施工性が悪いと、壁内で結露を起こす恐れがあります。

 

「外断熱」か「内断熱」かを決める判断は工法も大切ですが、

どんな断熱材を入れるかによって違ってきます。

 

予算はもちろんビルダー担当者と相談しながら総合的に決めてください。

 

特に室内での「暑さ」「寒さ」は個人差があるので、

快適さの基準は明確にしておくことです。

 

快適なお住まいを求めるには、断熱材を選ぶことも重要な要素の一つです。

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