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2018-09-29 08:59:00

住宅コラム「フローリングの特徴と選び方」

無垢の床材.jpg

家づくりの空間の中でも広い面積を占める床材は、インテリアのイメージを左右するとともに、

歩いたり座ったりと肌が触れることも多く、心地よさにも大きく影響するアイテムです。

選び方によっては、日々のお手入れやメンテナンスのしやすさなども異なりますし、

費用も大きく変わります。

床材を選ぶ際には、空間の使い方や暮らし方に合わせ、求める機能の優先順位を明確にして検討することが大切です。

 

◆一般的な住宅に多く用いられるフローリング

一般的な住宅の居室に使われる床材は、

フローリングやコルク、カーペット、クッションフロア、タイルなど多種多様です。

 

その中でも、多くの方が取り入れるのがフローリングでしょう。

 

殆どの住宅会社の標準仕様となっていますし、分譲住宅でも賃貸住宅でも広く用いられています。

 

各メーカーからは、豊富な商品バリエーションが揃っているので、予算や好みに合わせて自由に選ぶことができる素材です。

 

◆フローリングには実はさまざまな種類がある

フローリングとは、床仕上げ用板材のことです。

いくつかに分類されますが、木質素材などの用い方(構成)では、

大きく無垢材(単層フローリング)と複合(複層)フローリングに分けられます。

 

また、多様な表面デザインや機能性などを持つタイプも揃っています。

 

建材メーカーの商品には、一戸建て用とマンション用がラインナップされているので、

施工する建物に適するタイプを選ぶことも基本です。

 

 ◆素材の用い方(構成)で分類される

 

●無垢材(単層フローリング)

無垢材とは、切り出した天然木の一枚板を加工したもののことです。

木の種類によって異なりますが、

一般的に、空気を多く含んでいるので保温性や断熱性が高いことが特徴です。

また、湿気の多い季節は余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな季節は排出する調湿作用もあるので、

夏は素足で歩いてもべとつかず、冬は静電気を抑えるのも魅力です。

 

柔らかい木の種類であれば弾力性もあるので、足腰への負担は少なくなります。

 

ただし、湿度の変化によって、膨張と収縮を繰り返すので、場合によっては、反りや割れなどが生じることもあります。

 

最近では、耐久性や寸法安定性を高めるため、特殊な加熱処理を施した商品もみられます。

 

●複合(複層)フローリング

複合(複層)フローリングは、合板などの基材の表面に化粧材を張り合わせたものです。

用いる化粧材によって分類することができます。

 

・化粧シートタイプ

化粧シートタイプは、樹脂やオレフィン、紙などのシートに、木目や石目、抽象的な柄などを印刷したもの

(プリントシート、樹脂化粧シート、 特殊加工化粧シートなど)を基材に張り合わせたものです。

品質や仕上がりが均一で、施工性に優れていることなどが特徴です。

 

・突板タイプ

 

突板タイプは、薄く削った天然木の単板(突板)を用いたものです。

張り合わせる天然木はさまざまですが、単板の厚い方が、溝も深く木目が鮮やかです。

商品によっては無垢材のフローリングと区別のつかないものもみられます。

 

・挽き板タイプ

 

天然木を鋸などで挽いて切った、突板よりも厚みのある板(2mm程度)を基材に張り合わせたものです。

無垢材のような質感を持ち、反りやゆがみなどの狂いがほとんどないのが魅力でしょう。

 

◆表面に用いる材によってさまざまな表情がある

●幅広のタイプ

幅があることで、高級感を得られるとともに、目地が少ないので掃除がしやすいというメリットもあります。

●パーケット

パーケット(寄せ木張り)のデザインなど、個性的なインテリアを生み出すことができる商品も増えてきています。

●石目・抽象柄

化粧シートタイプにみられるデザインです。

モダンな空間や水まわりなど、清潔感のある雰囲気が魅力でしょう。

 

◆機能を持たせたタイプも揃う

●床暖房対応

床暖房は人気の設備機器のひとつです。

複合フローリングはもちろん、無垢のフローリングでも床暖房に対応可能な商品は多くみられます。

また、仕上げ材であるフローリングと一体型の床暖房商品も豊富に揃っています。

●水まわり用

キッチン特有の汚れが落としやすく、掃除のしやすいタイプです。

凹みなどに強い商品もみられます。

 

洗面用のタイプは、水に濡れても滑りにくいもの、水や汚れが浸透しにくいタイプなどがみられます。

 

トイレ用は、水や薬品に強いものや継ぎ目が少なく施工できる大判のタイプなどがあります。

●防音機能

高い防音性能を持つマンション用の床材です。

特殊な制振マットや緩衝材などを用いて、階下や隣室に伝わる音を軽減するものです。

遮音等級L-40、L-45など、各メーカー共に揃えています。

●ペット配慮

ペットが滑りにくいように配慮されたタイプ、引っかき傷がつきにくく、お手入れしやすいものなどがあります。

また、おしっこへの対策を施したもの、アンモニアに強いもの、

フッ素塗装などでシミになりにくくする工夫がなされた商品もみられます。

●ノンスリップ対応

高齢の方や介護が必要な場合など、滑りに配慮したものです。

車椅子でも傷がつきにくく、水や汚れにも強いタイプがあります。

 

◆上張り(重ね張り)タイプ

最近増えているのが、リフォームの際に取り入れやすい重張り可能な複合フローリングです。

既存の床材の上から重ねて施工することができる

薄いタイプなどが揃っています。

工事期間が短いことが大きなメリットです。

美しく仕上がる専用の納まり部材などが揃っている商品もみられます。

 

◆まとめ

フローリングを選ぶ場合、実物をショールームで確認することは重要なポイントです。

広い面積に取り入れる素材なので、

できる限り大きなサンプルで、色や柄、素材感や風合いなどの確認するようにしましょう。

できれば、サンプルは床に置いてチェックすることです。

用いた時と同じ状態とすることで、光の具合による色味の違いや風合いなどを理解することができるでしょう。

無垢と複合フローリングの素材感の違いなどは、サンプルをいくつか並べて比較をしましょう。

実際に手を触れたり、実際に歩くなどして、検討することが大切なポイントです。

 

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