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2018-09-22 08:52:00

住宅コラム「カーテンの選び方」

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インテリアのイメージを左右するカーテン。

検討する際には、色や柄、スタイルなどに配慮することは基本です。

床や壁、家具などとのコーディネートを意識して選ぶことも大切でしょう。

しかし、設置する空間や目的によっては、適した機能を持つ素材を取り入れることも必要になります。


各メーカーからは、さまざまな機能を持たせた商品が揃っているので、

どのような特徴があるのか、知っておくことが大切です。
 


◆快適性を高め、お手入れのしやすい機能


通常、カーテンには、プライバシーを守るための目隠し、光を調節もしくは遮る日除け、

寒い時期の保温などの役割があります。


最近では、より快適性やお手入れのしやすさなどを高めた機能を付加したタイプも増えてきています。


馴染みのある機能としては、洗うことのできる機能(ウォッシャブル)や光を遮る機能(遮光)などでしょう。


このほかにも、さまざまな機能を持つカーテンが各メーカーから商品化されており、

何らかの機能を持つカーテンは、「機能(性)カーテン」と呼ばれることもあるようです。

 

◆機能はマークで表示。カタログやサンプルで確認を


商品それぞれの機能については、マークで表示されることが多く、

日本インテリアファブリックス協会の統一マークのほかメーカー独自の呼称やマークが用いられ、

カタログや見本帳、吊りサンプルなどにも記載されています。


選ぶ際には、個々の商品の具体的な機能や特徴を確認することが大切でしょう。
 


◆遮光や遮熱など室内空間を快適にする機能


●遮光  光りを遮り、漏らさない


外部からの光りを遮り、部屋の中の光りを漏らさない機能のことです。


特殊な繊維を織り込んだり、裏面にラミネート加工して生地そのものに機能を持たせたものがみられ、

寝室やシアタールームなどに適しているものです。


日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示され遮光性能の高い順に1級~3級の3段階に分類します。

1級は99.99%以上の遮光性を持ち、2級でも99.99%~99.80%、3級で99.4%以上の遮光性があります。


一般家庭であれば、3級程度でも十分といわれていますが、

使用する部屋やライフスタイルなどに合わせて選択しましょう。

縫製や設置方法などにより遮光性能は変わるため注意が必要です。

 

●UVカット  床材や家具などの変色、焼けを防ぐ


特殊な繊維や織りなどによって、紫外線を遮蔽する機能のことです。

フローリングや家具などの変色、畳の焼けなどを防ぐことができます。

レースに付加されることの多い機能で、カット率の高さによってランクのある場合もあります。

日射しの強い部屋、デリケートな内装や家具のある部屋などで用いるといいでしょう。

 

●遮熱  熱が窓から入りにくく、 室内の温度上昇を抑える


太陽熱を妨げる機能は、夏場の暑さ対策として適しています。

レースに付加されることの多い機能です。


特殊な糸やコーティング加工によって、熱が窓から入りにくくする、

入る熱を軽減する効果を持つため、室内の温度上昇をおさえて冷房効果が高まり、

消費電力の低減が可能になります。


日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。

 

●保温  熱伝導率を抑え、熱を逃しにくい


熱を逃しにくい空気層を多く含む生地を用いるなどして、熱伝導率を小さくしたものです。

北側の部屋など、冬場の寒さ対策に用いるといいでしょう。

 

●遮音  ある程度の遮音効果を持つ


生地もしくは裏面に、特殊加工を施したり、樹脂コーティングすることで、遮音効果を高めたものです。

部屋の中の音がもれにくく、外部の騒音が聞こえにくくなります。


一般的なカーテンよりは防音性は高まりますが、あくまでも補助的なアイテムとして利用することになります。

 

●視線を遮る 光りを反射させ視線を遮る、ミラーレース
 

レースの裏側を特殊な織りによって鏡面のようにし、光りを反射させることで視線を遮るものです。

「ミラーレース(カーテン)」と呼ばれるものが多くみられます。

通常のレースに比べて、外から部屋の中がほとんど見えないのがメリットです。


また、太陽光を通常のレースよりもカットするので、部屋の日焼けや色褪せを抑える効果も期待でき、

遮熱効果も期待できます。


レース以外でも、糸の形状の乱反射などによって、戸外からの視線を防ぐ薄手のタイプの商品もあり、

メーカーによっては、日中、屋外から室内がどの程度の見えるかどうかによって

ランク分けされている商品もあります。

 

●消臭  気になる臭いを分解・中和する


生地に織り込まれた薬剤によって、タバコやペットの臭いなどを消す(分解・中和させる)効果のあるものです。

商品によっては、ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)を分解し、消臭するタイプもあります。


ニオイのこもりやすい部屋、お客様もお招きするリビングなどに適しているでしょう。
 


◆防汚や制電など美しさが長持ちする機能


●ウォッシャブル  家庭で洗濯することが可能

 
伸縮性の低い素材や型崩れしにくい織りによって、
色落ちや色あせ、縮みを心配せずに、

家庭用洗濯機において丸洗いができるというものです。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。


商品的には、縮みにくく、渇きの早いポリエステルを採用したものが多いようです。

商品ごと、指示されている(タグに記載されている)ように洗うことが基本です。

乾燥機や脱水、干し方など注意が必要です。

 

●防汚  汚れがつきにくい加工が施されたもの


生地に汚れがつきにくい加工を施したものです。

生地に樹脂を含ませて加工したり、織り方に工夫を施すなどして、汚れにくくなっています。

ダイニングやキッチンなどのカーテンに向いているでしょう。

 

●形状記憶(安定) ドレープの美しさを保つことができる


主にドレープカーテンの形状を保つことができる機能で、シワやかたくずれを防ぐものです。

リビングや寝室など、たっぷりとしたドレープを用いるカーテンに欲しい機能でしょう。

 

●超(高)耐光  日焼けや黄ばみ、色褪せを防ぐ


特殊な加工等を施して、日差しによる生地の日焼けや黄ばみ、色褪せを防ぐものです。

南や西側の日差しの強い窓に向いています。

 

●制電 ゴミや埃がつきにくいように静電気を抑える


制電性の糸を用いることで、ゴミや埃がつき汚れの原因となる静電気を抑える効果を持たせたものです。

ぱちぱちとした不快感をやわらげることもあります。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。

 

●はっ水  水をはじく機能をもつ


水をはじくように、生地の表面にフッ素加工を施してあるものです。

シャワーカーテンなどに用いられます。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。
 

 

◆防炎や抗菌など安心や安全に配慮した機能


●防炎  万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ


防炎、防火対策対象建築物、学校・官公庁・ホテルなどに義務づけられているものです。

難燃性繊維を使ったり加工によって、万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ機能のことで、

不燃性を示すものではありません。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。


高層マンションでは、消防法により防炎物品にしなければなりませんし、

一般の家庭でも、キッチンや子供部屋、高齢の方の居室などに設置するケースもみられます。

 

●抗菌・防臭  細菌を分解する


生地に加工を施し、菌の繁殖を抑制する機能を持ったものです。

主に医療施設で用いられています。

 

●花粉対策  花粉などの侵入を防ぐ


表面に吸着性を高める加工を施して、花粉やほこりを部屋の中への侵入を防ぐものです。

レースに付加されることの多い機能です。
 


◆省エネは建物の断熱性や窓サッシの性能も含め検討


カーテンの機能面で、最近、注目されるポイントのひとつは省エネルギーです。


たとえば、冬場であれば、窓からの冷気が入り込むのを防ぎ、

熱を逃がしにくい厚手で目の詰まった織りのタイプの方が効果も高まります。


夏場であれば、遮熱タイプを選ぶことで冷房効果が高まるでしょう。


もちろん、カーテンだけでなく、住まいの断熱性、窓サッシなどの性能が

高くなければ効果が得られないことは言うまでもありませんが、

カーテン選びの際にも無駄なエネルギーを用いない住まい、暮らし方を意識したいものです。

 

◆ショールームやショップでデザインと合わせて確認


カーテンの細かい性能はメーカーや商品ごとにさまざまです。

いくつかの機能を合わせ持つカーテンもみられます。


具体的な機能はショールームやショップなどで確認し、設置場所や目的を明確にして、

デザイン面と機能面、それぞれの特徴を理解した上で選ぶことが大切でしょう。

 

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