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2018-07-28 10:01:00

住宅コラム「エアコン計画」

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夏は湿度も高くなり、

室内を快適に保つのも一苦労ですね。

 


日本には春夏秋冬と季節の移り変わりがあるため、

 冷房・暖房・除湿・加湿と、

 快適な空気環境に整えるのはとても大変です。

 
そんな私たちの生活の中では、エアコンは

 欠かせないものとなっています。

 
しかし、年中使用するエアコンは、

どうしても環境に大きな負荷をかけることとなります。

また光熱費もかかり家計への負担も大きいものです。

そこで今回は、できるだけ効率よく、

しかも快適な空調ができるポイントを

お伝えします。

 
◆空調設備は大きく2タイプ

まず、エアコン計画を考える際に

「どのような計画が可能か?」を把握しておきたいと思います。

 
エアコンの計画には、大きく以下の2タイプがあります。

 

●個別冷暖房タイプ

個々の部屋ごとに空調設備を設置していく、一般的なタイプといえます。

 
室外機と室内機で構成され、その間がパイプでつながれています。

 
代表的なものとしては「壁掛け式のエアコン」がこれに該当します。

 
この他に、

天井や壁に埋め込むビルトイン型や、床に置くタイプもあります。

 
このタイプは、個々の部屋に応じて必要な機能を持った機器を選定できます。

 
ビルトイン以外は取り替えなども比較的容易にできます。

 
しかし、個々に室外機が必要なため、

家の周りに台数分の室外機置き場が必要となり、

 外観を重視する方は気になるかもしれません。

 
室外機の設置スペースがない場合は、

 ひとつの室外機で複数の部屋を空調する「マルチタイプ」や、

 室外機と室内機が一体化していて窓に付ける「ウインドタイプ」もあるので、

 状況に応じて選ぶことが可能です。

  

○セントラル冷暖房タイプ

 
基本構成は1台の室外機と室内機で集中して

空気調整を行い、その空気をダクトで各部屋に送るタイプです。

 
家中が一定の温度に維持されるので、空気環境としてはとても快適といえます。

 
最近の高気密・高断熱住宅では24時間換気と空調を連動させた

 『空調一体換気システム』などもあります。

 
室外機・室内機が1台のため、

メンテナンスは楽になりますが、 

個別冷暖房タイプに比べると初期費用が高くなります。

 
また、新築時に計画が必須となるため、

戸建の注文住宅でないと検討できないと思います。

 
●どちらのタイプにするのか

 
セントラルタイプにする場合は、設備設計をきちんとしてもらうので

 大きな心配はないと思います。

 
個別タイプにする場合も「完成してからでいいから」とか

 「引っ越した後でいいから」と後回しにするのはおススメしません。

 
しっかり計画を練って、効率の良い空調計画にしていきましょう。

  

◆エアコン(空調機器)は設置場所がポイント

 
効率よく快適な空調計画にするためのポイントとして

『空調機器(エアコン)の設置場所』があげられます。

 
室内機の設置場所によっては、

効率が悪かったり不快に感じることがあったりします。

 

そのポイントについてお伝えします。

  

●室内機の注意点

 空気の吹き出しを考慮して、

 できるだけ効率が良く快適な位置を見極めましょう。

  

1)部屋の短辺につける

エアコンは、室内機からでる冷風・温風により、室内の空気温度が調整されます。

 
できるだけエアコンの風が、部屋の隅々まで行き渡るようにすることが

 効率アップとなります。

 
長方形の部屋の場合は、

長辺ではなく短辺に室内機を取り付け、

長い方へ向けて空気が吹き出すようにしましょう。

 
正方形に近い場合は部屋の中心につけ、

風を両側にスウィングさせるのも効果的です。

  

2)窓のそばから冷やす・温める

熱さ・寒さは窓から浸入します。

したがって、窓の近くの空気から冷やす・温めるようにすれば

 効率よく空調ができます。

 
できるだけ窓にエアコンの風があたる位置を選んで設置しましょう。

 
 
3)風(冷風・温風共)を人に直接あてない

 ソファやベッドの頭上など、人に直接風が当たると、

 一見効率が良いようにも感じますが、

 長時間風があたるとやはり不快なものです。

 また、体調悪化・健康障害の原因になりますので、

 特に寝室などは気をつけましょう。

  

◆室外機の注意点

室外機の設置場所によっても、空調の効率に差がでます。

  

1)日陰に置く

 夏場、室外機は直射日光や地面からの照り返しに

 さらされると、冷却機能が低下します。

 室外機は日陰に設置するか、日陰で無い場合は、

 すだれや日除けなどて陰をつくると有効です。

 

2)風通しの良い場所に置く

三方を壁に囲まれた場所や塀と壁の隙間など、

狭い場所に設置すると、

室外機がいったん排気した熱風を、

また吸い込んでしまい効率が落ちることがあります。

 
できるだけ風通しを良くし、

室外機の排気がきちんと流れるようにしましょう。

 

以上のポイントを踏まえて、設置場所の計画を立てられると良いです。

 
そして、まだまだ効率を良くするポイントはあります。

 

◆選ぶポイントは省エネ度&適切な容量

 機種選びの段階でも、注意しなくてはいけないポイントは数々あります。

 
それにより、快適・効率は大きく変わってきます。

省エネ度や適切な容量を選ぶためのチェック項目をご紹介します。

  

●省エネ度チェック

 まずは、やはり省エネです。

 
エアコンの消費電力は大きいので、

少しでも省エネタイプのものを選びたいものです。

省エネについては指針となる数値がありますので、

これらの数値を参考すると良いでしょう。

 

1)エネルギー消費効率

エアコンを購入する際に、 

そのエアコンの能力が高いか低いかを知る

 目安となる【APF】という評価基準を参考にしましょう。

 
APFは、 

エアコンの能力(※2.8kW/3.6kW/4.0kWなど)別に決めらている

 『1年間、冷房・暖房するのに必要となる能力の総合計(kWh)』と

 『その機種が1年間で実際に消費する

 電力量(kWh)の総合計』の比で表します。

 
この数字が大きいほど、効率が良く省エネタイプのエアコンといえます。

  

2)省エネ基準達成率

省エネ法で定められている基準値(目標値)に対する達成率を「%」で表しています。

 
数値が大きいほど省エネの機種といえます。

 

エアコンには、省エネ性能の情報を、

統一したマークでカタログなどに表示してあります。

このラベルには、上記のエネルギー消費効率と、

省エネ基準達成率が掲載されていますので、

チェックするようにしましょう。

 

●エアコン容量を決めるチェック項目

エアコンの容量を決定する際の項目をピックアップします。

 
?部屋の広さ

 
?建物のタイプ(戸建or集合)

 
?部屋の向き(東・西・南・北)

 
?窓の大きさ

 
?上階の様子(屋根or部屋)

 
?建物の断熱度(高断熱・中断熱・低断熱)

 
などがあげられます。

 

これらの状況を踏まえて、部屋の環境に適したものを選ぶことがベストです。

 
あまり使わない部屋だからと小さめのものを選んだりすると、

結果的に全然空調が効かないことになりかねません。

 

質問にチェックしていくだけで、適した容量のエアコンを計算してくれる

インターネットサイトもありますので、参考にしてみてください。

  

最後に

いくつかのポイントを注意していくことで、

効率よく快適な空調計画が実現でき、

その結果、環境に対する負荷も変わってくるものです。

新築の方も、エアコンだけを買う方も、

できる範囲で環境に良いものを選んでいければいいですね。

 

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