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2018-09-29 08:59:00

住宅コラム「フローリングの特徴と選び方」

無垢の床材.jpg

家づくりの空間の中でも広い面積を占める床材は、インテリアのイメージを左右するとともに、

歩いたり座ったりと肌が触れることも多く、心地よさにも大きく影響するアイテムです。

選び方によっては、日々のお手入れやメンテナンスのしやすさなども異なりますし、

費用も大きく変わります。

床材を選ぶ際には、空間の使い方や暮らし方に合わせ、求める機能の優先順位を明確にして検討することが大切です。

 

◆一般的な住宅に多く用いられるフローリング

一般的な住宅の居室に使われる床材は、

フローリングやコルク、カーペット、クッションフロア、タイルなど多種多様です。

 

その中でも、多くの方が取り入れるのがフローリングでしょう。

 

殆どの住宅会社の標準仕様となっていますし、分譲住宅でも賃貸住宅でも広く用いられています。

 

各メーカーからは、豊富な商品バリエーションが揃っているので、予算や好みに合わせて自由に選ぶことができる素材です。

 

◆フローリングには実はさまざまな種類がある

フローリングとは、床仕上げ用板材のことです。

いくつかに分類されますが、木質素材などの用い方(構成)では、

大きく無垢材(単層フローリング)と複合(複層)フローリングに分けられます。

 

また、多様な表面デザインや機能性などを持つタイプも揃っています。

 

建材メーカーの商品には、一戸建て用とマンション用がラインナップされているので、

施工する建物に適するタイプを選ぶことも基本です。

 

 ◆素材の用い方(構成)で分類される

 

●無垢材(単層フローリング)

無垢材とは、切り出した天然木の一枚板を加工したもののことです。

木の種類によって異なりますが、

一般的に、空気を多く含んでいるので保温性や断熱性が高いことが特徴です。

また、湿気の多い季節は余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな季節は排出する調湿作用もあるので、

夏は素足で歩いてもべとつかず、冬は静電気を抑えるのも魅力です。

 

柔らかい木の種類であれば弾力性もあるので、足腰への負担は少なくなります。

 

ただし、湿度の変化によって、膨張と収縮を繰り返すので、場合によっては、反りや割れなどが生じることもあります。

 

最近では、耐久性や寸法安定性を高めるため、特殊な加熱処理を施した商品もみられます。

 

●複合(複層)フローリング

複合(複層)フローリングは、合板などの基材の表面に化粧材を張り合わせたものです。

用いる化粧材によって分類することができます。

 

・化粧シートタイプ

化粧シートタイプは、樹脂やオレフィン、紙などのシートに、木目や石目、抽象的な柄などを印刷したもの

(プリントシート、樹脂化粧シート、 特殊加工化粧シートなど)を基材に張り合わせたものです。

品質や仕上がりが均一で、施工性に優れていることなどが特徴です。

 

・突板タイプ

 

突板タイプは、薄く削った天然木の単板(突板)を用いたものです。

張り合わせる天然木はさまざまですが、単板の厚い方が、溝も深く木目が鮮やかです。

商品によっては無垢材のフローリングと区別のつかないものもみられます。

 

・挽き板タイプ

 

天然木を鋸などで挽いて切った、突板よりも厚みのある板(2mm程度)を基材に張り合わせたものです。

無垢材のような質感を持ち、反りやゆがみなどの狂いがほとんどないのが魅力でしょう。

 

◆表面に用いる材によってさまざまな表情がある

●幅広のタイプ

幅があることで、高級感を得られるとともに、目地が少ないので掃除がしやすいというメリットもあります。

●パーケット

パーケット(寄せ木張り)のデザインなど、個性的なインテリアを生み出すことができる商品も増えてきています。

●石目・抽象柄

化粧シートタイプにみられるデザインです。

モダンな空間や水まわりなど、清潔感のある雰囲気が魅力でしょう。

 

◆機能を持たせたタイプも揃う

●床暖房対応

床暖房は人気の設備機器のひとつです。

複合フローリングはもちろん、無垢のフローリングでも床暖房に対応可能な商品は多くみられます。

また、仕上げ材であるフローリングと一体型の床暖房商品も豊富に揃っています。

●水まわり用

キッチン特有の汚れが落としやすく、掃除のしやすいタイプです。

凹みなどに強い商品もみられます。

 

洗面用のタイプは、水に濡れても滑りにくいもの、水や汚れが浸透しにくいタイプなどがみられます。

 

トイレ用は、水や薬品に強いものや継ぎ目が少なく施工できる大判のタイプなどがあります。

●防音機能

高い防音性能を持つマンション用の床材です。

特殊な制振マットや緩衝材などを用いて、階下や隣室に伝わる音を軽減するものです。

遮音等級L-40、L-45など、各メーカー共に揃えています。

●ペット配慮

ペットが滑りにくいように配慮されたタイプ、引っかき傷がつきにくく、お手入れしやすいものなどがあります。

また、おしっこへの対策を施したもの、アンモニアに強いもの、

フッ素塗装などでシミになりにくくする工夫がなされた商品もみられます。

●ノンスリップ対応

高齢の方や介護が必要な場合など、滑りに配慮したものです。

車椅子でも傷がつきにくく、水や汚れにも強いタイプがあります。

 

◆上張り(重ね張り)タイプ

最近増えているのが、リフォームの際に取り入れやすい重張り可能な複合フローリングです。

既存の床材の上から重ねて施工することができる

薄いタイプなどが揃っています。

工事期間が短いことが大きなメリットです。

美しく仕上がる専用の納まり部材などが揃っている商品もみられます。

 

◆まとめ

フローリングを選ぶ場合、実物をショールームで確認することは重要なポイントです。

広い面積に取り入れる素材なので、

できる限り大きなサンプルで、色や柄、素材感や風合いなどの確認するようにしましょう。

できれば、サンプルは床に置いてチェックすることです。

用いた時と同じ状態とすることで、光の具合による色味の違いや風合いなどを理解することができるでしょう。

無垢と複合フローリングの素材感の違いなどは、サンプルをいくつか並べて比較をしましょう。

実際に手を触れたり、実際に歩くなどして、検討することが大切なポイントです。

 

2018-09-22 08:52:00

住宅コラム「カーテンの選び方」

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インテリアのイメージを左右するカーテン。

検討する際には、色や柄、スタイルなどに配慮することは基本です。

床や壁、家具などとのコーディネートを意識して選ぶことも大切でしょう。

しかし、設置する空間や目的によっては、適した機能を持つ素材を取り入れることも必要になります。


各メーカーからは、さまざまな機能を持たせた商品が揃っているので、

どのような特徴があるのか、知っておくことが大切です。
 


◆快適性を高め、お手入れのしやすい機能


通常、カーテンには、プライバシーを守るための目隠し、光を調節もしくは遮る日除け、

寒い時期の保温などの役割があります。


最近では、より快適性やお手入れのしやすさなどを高めた機能を付加したタイプも増えてきています。


馴染みのある機能としては、洗うことのできる機能(ウォッシャブル)や光を遮る機能(遮光)などでしょう。


このほかにも、さまざまな機能を持つカーテンが各メーカーから商品化されており、

何らかの機能を持つカーテンは、「機能(性)カーテン」と呼ばれることもあるようです。

 

◆機能はマークで表示。カタログやサンプルで確認を


商品それぞれの機能については、マークで表示されることが多く、

日本インテリアファブリックス協会の統一マークのほかメーカー独自の呼称やマークが用いられ、

カタログや見本帳、吊りサンプルなどにも記載されています。


選ぶ際には、個々の商品の具体的な機能や特徴を確認することが大切でしょう。
 


◆遮光や遮熱など室内空間を快適にする機能


●遮光  光りを遮り、漏らさない


外部からの光りを遮り、部屋の中の光りを漏らさない機能のことです。


特殊な繊維を織り込んだり、裏面にラミネート加工して生地そのものに機能を持たせたものがみられ、

寝室やシアタールームなどに適しているものです。


日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示され遮光性能の高い順に1級~3級の3段階に分類します。

1級は99.99%以上の遮光性を持ち、2級でも99.99%~99.80%、3級で99.4%以上の遮光性があります。


一般家庭であれば、3級程度でも十分といわれていますが、

使用する部屋やライフスタイルなどに合わせて選択しましょう。

縫製や設置方法などにより遮光性能は変わるため注意が必要です。

 

●UVカット  床材や家具などの変色、焼けを防ぐ


特殊な繊維や織りなどによって、紫外線を遮蔽する機能のことです。

フローリングや家具などの変色、畳の焼けなどを防ぐことができます。

レースに付加されることの多い機能で、カット率の高さによってランクのある場合もあります。

日射しの強い部屋、デリケートな内装や家具のある部屋などで用いるといいでしょう。

 

●遮熱  熱が窓から入りにくく、 室内の温度上昇を抑える


太陽熱を妨げる機能は、夏場の暑さ対策として適しています。

レースに付加されることの多い機能です。


特殊な糸やコーティング加工によって、熱が窓から入りにくくする、

入る熱を軽減する効果を持つため、室内の温度上昇をおさえて冷房効果が高まり、

消費電力の低減が可能になります。


日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。

 

●保温  熱伝導率を抑え、熱を逃しにくい


熱を逃しにくい空気層を多く含む生地を用いるなどして、熱伝導率を小さくしたものです。

北側の部屋など、冬場の寒さ対策に用いるといいでしょう。

 

●遮音  ある程度の遮音効果を持つ


生地もしくは裏面に、特殊加工を施したり、樹脂コーティングすることで、遮音効果を高めたものです。

部屋の中の音がもれにくく、外部の騒音が聞こえにくくなります。


一般的なカーテンよりは防音性は高まりますが、あくまでも補助的なアイテムとして利用することになります。

 

●視線を遮る 光りを反射させ視線を遮る、ミラーレース
 

レースの裏側を特殊な織りによって鏡面のようにし、光りを反射させることで視線を遮るものです。

「ミラーレース(カーテン)」と呼ばれるものが多くみられます。

通常のレースに比べて、外から部屋の中がほとんど見えないのがメリットです。


また、太陽光を通常のレースよりもカットするので、部屋の日焼けや色褪せを抑える効果も期待でき、

遮熱効果も期待できます。


レース以外でも、糸の形状の乱反射などによって、戸外からの視線を防ぐ薄手のタイプの商品もあり、

メーカーによっては、日中、屋外から室内がどの程度の見えるかどうかによって

ランク分けされている商品もあります。

 

●消臭  気になる臭いを分解・中和する


生地に織り込まれた薬剤によって、タバコやペットの臭いなどを消す(分解・中和させる)効果のあるものです。

商品によっては、ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)を分解し、消臭するタイプもあります。


ニオイのこもりやすい部屋、お客様もお招きするリビングなどに適しているでしょう。
 


◆防汚や制電など美しさが長持ちする機能


●ウォッシャブル  家庭で洗濯することが可能

 
伸縮性の低い素材や型崩れしにくい織りによって、
色落ちや色あせ、縮みを心配せずに、

家庭用洗濯機において丸洗いができるというものです。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。


商品的には、縮みにくく、渇きの早いポリエステルを採用したものが多いようです。

商品ごと、指示されている(タグに記載されている)ように洗うことが基本です。

乾燥機や脱水、干し方など注意が必要です。

 

●防汚  汚れがつきにくい加工が施されたもの


生地に汚れがつきにくい加工を施したものです。

生地に樹脂を含ませて加工したり、織り方に工夫を施すなどして、汚れにくくなっています。

ダイニングやキッチンなどのカーテンに向いているでしょう。

 

●形状記憶(安定) ドレープの美しさを保つことができる


主にドレープカーテンの形状を保つことができる機能で、シワやかたくずれを防ぐものです。

リビングや寝室など、たっぷりとしたドレープを用いるカーテンに欲しい機能でしょう。

 

●超(高)耐光  日焼けや黄ばみ、色褪せを防ぐ


特殊な加工等を施して、日差しによる生地の日焼けや黄ばみ、色褪せを防ぐものです。

南や西側の日差しの強い窓に向いています。

 

●制電 ゴミや埃がつきにくいように静電気を抑える


制電性の糸を用いることで、ゴミや埃がつき汚れの原因となる静電気を抑える効果を持たせたものです。

ぱちぱちとした不快感をやわらげることもあります。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。

 

●はっ水  水をはじく機能をもつ


水をはじくように、生地の表面にフッ素加工を施してあるものです。

シャワーカーテンなどに用いられます。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。
 

 

◆防炎や抗菌など安心や安全に配慮した機能


●防炎  万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ


防炎、防火対策対象建築物、学校・官公庁・ホテルなどに義務づけられているものです。

難燃性繊維を使ったり加工によって、万一火が付いても炎が広がるのを防ぐ機能のことで、

不燃性を示すものではありません。

日本インテリアファブリックス協会の統一マークで示されます。


高層マンションでは、消防法により防炎物品にしなければなりませんし、

一般の家庭でも、キッチンや子供部屋、高齢の方の居室などに設置するケースもみられます。

 

●抗菌・防臭  細菌を分解する


生地に加工を施し、菌の繁殖を抑制する機能を持ったものです。

主に医療施設で用いられています。

 

●花粉対策  花粉などの侵入を防ぐ


表面に吸着性を高める加工を施して、花粉やほこりを部屋の中への侵入を防ぐものです。

レースに付加されることの多い機能です。
 


◆省エネは建物の断熱性や窓サッシの性能も含め検討


カーテンの機能面で、最近、注目されるポイントのひとつは省エネルギーです。


たとえば、冬場であれば、窓からの冷気が入り込むのを防ぎ、

熱を逃がしにくい厚手で目の詰まった織りのタイプの方が効果も高まります。


夏場であれば、遮熱タイプを選ぶことで冷房効果が高まるでしょう。


もちろん、カーテンだけでなく、住まいの断熱性、窓サッシなどの性能が

高くなければ効果が得られないことは言うまでもありませんが、

カーテン選びの際にも無駄なエネルギーを用いない住まい、暮らし方を意識したいものです。

 

◆ショールームやショップでデザインと合わせて確認


カーテンの細かい性能はメーカーや商品ごとにさまざまです。

いくつかの機能を合わせ持つカーテンもみられます。


具体的な機能はショールームやショップなどで確認し、設置場所や目的を明確にして、

デザイン面と機能面、それぞれの特徴を理解した上で選ぶことが大切でしょう。

 

2018-09-15 08:47:00

住宅コラム「変動金利のリスクを回避する方法」

住宅ローンを選ぶ際に、多くの方が迷うのが、

「固定金利」と「変動金利」のどちらを選択するか、という点ではないでしょうか。


調査によると、2017年度ごろから、住宅ローンの変動金利を選ぶ人の割合が増加しており、

調査結果では全体の56.5%と過半数以上が変動金利を選択しているという事です。


このように変動金利の人気が高まっている背景には、

変動金利の設定金利が、固定金利と比較すると低いこと

さらに、変動金利の金利水準を決める「短期プライムレート」が、

過去20年にわたって1%台と低い数値で推移していることなどが挙げられます。


低金利で住宅購入のための資金を借り入れでき、

過去の実績から考えると、金利の大きな上昇が予測しにくいということもあり、

今改めて変動金利が大きな注目を集めているのです。


ただし、住宅ローンの変動金利には注意点もあります。


実際に「変動」と名がついているように、変動金利は半年に一回、

金利の見直しが行われるのです。


この時点で、基準となる短期プライムレートが上昇していると、

返済額の増加や返済期間の延長などが起こり、

家計がダメージを受けることにもなりかねません。


変動金利を選ぶ場合には、このような金利変動のリスクをどのように回避するか、

ということが重要になってきます。


そこで今回は、住宅ローンの変動金利のリスクを回避する方法をお伝えします。


金利の低い変動金利を選びたいが、金利上昇のリスクもしっかり回避したいという方は、

是非、参考にして下さい。

 

◆変動金利と金利上昇の考え方


変動金利を選ぶ際、もっとも気になるのが今後の変動金利の値動きです。


この変動金利が連動する「短期プライムレート」とは、

金融機関が顧客向けに貸し出す一年以内の最優遇金利(プライムレート)のことで、

日銀が決定する「政策金利」の影響を受けます。


つまり、短期プライムレートは、実質的には日銀の管理下にあり、

国の金融政策を反映するものと言えるでしょう。


この短期プライムレートの数値は、1995年9月以降、1%台の低水準で推移しており、

今後も日銀の金融政策に大幅な変更がない限り、急激な上昇は起こりにくいと考えられています。


ただし、金利動向の正確な予測は、経済のプロであっても、ほぼ不可能です。


今後、物価の上昇などを理由に政策金利の引き上げが起これば、

変動金利が上昇する事態も十分に考えられます。


そのため、変動金利を選ぶ際には、金利が上昇した場合のシナリオを

ある程度想定しておくことが欠かせません。


たとえば、金利が1%上昇した場合に住宅ローンの総返済額がいくらアップするのか、

それは家計をどの程度圧迫するのか、あるいは、2%や、3%の上昇ではどうか、

などをシミュレーションし、家計の状況を考えた時、何パーセントまでの金利上昇に

耐えられるかを事前に調べておくと良いでしょう。


ちなみに、変動金利の金利上昇時の返済額については、

各金融機関の住宅ローンシミュレーションなどを活用して簡単に調べることができます。

 

◆金利の上昇に耐えられるようであれば 変動金利を積極的に検討しよう


変動金利の金利上昇シナリオをシミュレーションする場合、

どの程度の金利上昇を想定すれば良いか迷う方も多いでしょう。


短期プライムレートの直近の最高値は、1990年から91年にかけての6~8%台です。


現在の経済状況(物価など)を考慮すると、ここまでの急激な上昇は起こりにくいと言われています。


つまり、シミュレーションする場合、仮に最大で8%の金利上昇でも家計が返済に耐えられるようであれば、

金利の変動を考慮する必要性は、ほぼゼロに近いと言えます。


(※現実的に考えるなら、急な金利上昇があったとしても3%程度の金利で収まる可能性が高いです。)


一定の金利上昇の可能性に耐えられる家計であれば、

住宅ローンを選ぶ際に、積極的に変動金利を検討することで、現在の低金利の恩恵を受けることができるでしょう。

 

◆変動金利のリスク回避。 すでに住宅ローンを借り入れている場合は?


現在、変動金利で住宅ローンを借り入れている場合、リスク回避の方法は以下の二種類に分かれます。

 

●変動金利のリスクを回避する方法 その1


固定金利に変更するか借り換える


多くの金融機関では、変動金利から固定金利へと金利タイプを変更することができます。


金利タイプを変更する場合、その金融機関の固定金利の金利水準、

変更にかかる手数料の有無などをチェックすることが大切です。


なお、変動金利から固定金利への変更では、

別の金融機関の固定金利に借り換えるのも一つの方法です。


たとえばフラット35は、固定金利でありながら金利の水準は低く、

取り扱う金融機関も多いため、金利や諸費用を比較して有利なところを選ぶことができます。


ただし、借り換えの場合、事務手数料などの諸費用が発生する点に注意です。


金利の水準や手数料を比較したうえで、

「金利タイプの変更」を選択するのか、他の住宅ローンへの「借り換え」を選ぶのかを決めると良いでしょう。


変動金利から固定金利に変更する場合、月々の返済額や返済期間も変更になるため、

変更後の返済計画が家計を圧迫しないレベルかどうかもしっかりと確認しましょう。

 

●変動金利のリスクを回避する方法 その2

一部繰り上げ返済をする

 

住宅ローンを返済中の方が変動金利のリスクを回避する有効な方法のもう一つは、

繰り上げ返済です。


変動金利が上昇をはじめた時点で繰り上げ返済を行えば、

住宅ローン残高を減らして返済利息を圧縮することができます。


そのため、変動金利を選択する際は、金利上昇のリスクに備えて、

あらかじめ繰り上げ返済用の貯蓄を多めに確保しておくと良いでしょう。


なお、繰り上げ返済では通常、「返済期間の短縮」と「毎月返済額の減額」

のどちらかを選ぶことができます。


総返済額の圧縮効果が大きいのは「期間短縮型」のほうですが、

毎月の返済額の増加が家計に影響しそうな場合は、「返済額減額型」を選択するのも一つの方法です。

 

◆変動金利のリスク回避。 まだ住宅ローンの借り入れをしていない場合は?


住宅ローンの借り入れ前で、金利タイプを検討している段階であれば、

以下のようなポイントに気を付けてリスク回避を行ってみましょう。


●変動金利のリスクを回避する方法 その1

 ミックス金利で借り入れる


住宅ローンには、

複数の金利タイプを組み合わせる「ミックス金利」という借り入れ方法があります。


たとえば、住宅購入資金の半分を変動金利、もう半分を固定金利で借り入れれば、

金利上昇時のリスクを大幅に減らすことができるでしょう。


ただし、ミックス金利を選ぶ際は、変動金利のリスクを回避できる一方で

「低金利」という変動金利のメリットも制限される点に注意が必要です。


組み合わせる金利タイプは

変動金利と長期固定金利(全期間固定金利)がベターです。


5年固定や10年固定といった期間固定型を組み入れると、固定期間の終了後に

「変動金利に切り替わる」可能性があるため、変動金利と同様のリスク(=金利変動リスク)を

抱えてしまうことになります。


なお、ミックス金利の繰り上げ返済を行う場合は、変動金利部分を優先させると良いでしょう。

 

●変動金利のリスクを回避する方法 その2

 一部繰り上げ返済しやすい住宅ローンを選ぶ


前述の通り、変動金利のリスク回避の方法として、繰り上げ返済は効果的な方法です。


住宅ローンの借り入れ前であれば、一部繰り上げ返済のしやすさも考慮してみましょう。


現在、メガバンクや地銀も含めたほとんどの金融機関は、

インターネットバンキングからの一部繰り上げ返済に対応しています。


ネット上からであれば、繰り上げ返済手数料が無料のところも少なくありません。


ただし、金融機関によっては、

「繰り上げ返済の予約申し込みが前日15:00まで」「全額繰り上げ返済については店頭での手続きが必要」

など、注意しておきたいポイントもあります。


一方、ネット銀行の繰り上げ返済は、メガバンク等のインターネットバンキングと比較すると、より自由度が高めです。


インターネット上から24時間365日手続き可能なことはもちろん、一円単位からの返済も可能です。


また、予約の申し込みも前日19:00まで受け付けているところが多く、市中銀行よりも長めです。


さらに全額繰り上げ返済もオンラインでの手続きが可能となっており、金融機関に出向く必要はありません。


変動金利の金利上昇リスクにいち早く対応できるという意味でも、

ネット銀行の繰り上げ返済の利便性はチェックしておきたいポイントと言えるでしょう。

 

◆変動金利はリスク回避の方法をしっかり把握して賢く活用しよう

 

住宅ローンでもっとも迷う方が多い「変動金利」と「固定金利」。


現在、固定金利が連動する「長期金利(新発10年国債の利回り)」は、

米国の利上げの影響も受けて上昇圧力が高まっています。


一方、変動金利が連動する「短期プライムレート」は低水準で安定しています。


この2つの金利の方向性の差が、現在、住宅ローンで変動金利の人気が高まっている理由です。


しかし、変動金利は、固定金利にはない金利上昇というリスクをかかえていることも事実です。


目先の低金利のみで変動金利を選んでしまうと、

将来、金利が上昇したときに思わぬダメージを受けることになりかねません。


金利の低い変動金利で、住宅ローンの総返済額を抑えたいと考えている方は、

同時にリスク回避についても知っておく必要があります。


万一の金利上昇シナリオを考慮しつつ、

固定金利への借り換えや繰り上げ返済などのリスク回避の手段を準備しておくことで、

低金利の恩恵を受けることができるはずです。


将来の返済に困らないためにも、今回ご紹介した変動金利のリスク回避の方法を参考に、

 

住宅ローンを賢く借り入れましょう。

2018-09-08 09:04:00

住宅コラム「フラット35、金利引き上げ」

住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の

2018年9月の適用金利が発表されました。


◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の主力タイプの金利幅は…


1.39%(前月より+0.05%)~2.02%と、今月は引き上げました。

金利は引き上げましたが、まだまだフラット35史上低金利の状態ですので、

魅力的なサービスを提供中です。

 


◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅は以下の通りです。


1.31%(前月より+0.02%)~1.94%と、中期に関しても引き上げました。

 

◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅は…


1.83%~2.46%

 

◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅は…


1.75%~2.25%

 


以上のようになっています。

 

今月のフラット35は、全てのタイプで金利を引き上げました。


メガバンク、ネットバンクなど、他の金融機関が、中期固定、長期固定の金利を引き上げるのと同じく

フラット35も金利を引き上げました。


引き上げたといっても先月に引き続き歴史的低金利になっておりますので、

魅力的なサービスを提供中です。


少し気になるのは、+0.05%引き上げておりますので、

今後は、フラット35も大幅な金利上昇の傾向になるのかというところです。


今月の住宅ローンの動向は、変動金利を据え置く一方で、

他の金利帯に関してはほとんどの金融機関が引き上げた月になりました。


今回の金利引き上げの要因は、先月お伝えしたとおり、

日銀の金融対策決定会合にて、長期の金利の変動が容認されたことです。


予想通り0.2%まで上昇し、住宅ローンの金利が0.2%以上、上昇しました。


今後この幅がさらに引き上げられる可能性が高く、

引き続き本年度後半の金利上昇を予想していますが、

その一方で住宅価格は下落する可能性が高いと考えています。


理由は住宅ローン金利が上昇すると、

総返済額が膨らむため、住宅を購入できる方が減り、物件価格を落とさざるを得なくなるからです。


その兆候はすでに出てきており、今後も住宅ローン金利と物件価格には

注意する必要があるでしょう。


現在購入を検討している方はもちろん、

住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方は、

今後さらに金利が低下する可能性が低いということを認識しましょう。


すでに住宅ローンを組まれている方で、短期固定金利を利用している方には、

できるだけ早いタイミングで長期固定金利に借り換えることをおすすめします。


また物件購入を検討している方は、良い物件があるなら、金利が上がる前に購入し、

住宅ローンを組むのも選択肢の一つです。


住宅購入は、買いたいと思った時が買い時です。


物件探しの過程で希望する物件が見つかった場合、

本当に買いたいかどうかをしっかり考え、

欲しいと思うが多少高いくらいなら購入することをおすすめします。


多少の金額の大小は、自身の収入アップと住宅ローン選びで何とかなります。


住宅ローンの情報を参考に、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。

 

そして今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、

フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、

今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…

というメリットがあります。


いくら借入時の金利がいくら低くても、何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…

そうなってしまっては元も子もありません。


目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の

メリット/デメリットを理解し、家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!!

 

※下記のサイトにて、

フラット35の金利推移をご確認いただけます。

現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。


http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top


【フラット35】の利用を予定している方、

住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、いずれにしても、

早めに行動へ移すことをお勧めします!!


最後に、金利が上がりましたが2018年9月の住宅ローン金利も、

過去最低水準で推移していることに変わりはありません。


現在購入を検討している方はもちろん、

住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、

金利が上がり始めたここ数か月は、検討する価値があります。


住宅ローン金利が最低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう。

2018-09-01 10:20:00

住宅コラム「住宅ローンをフルローンで借りる」

住宅ローンを借り入れる際、頭金を用意したほうが良い、というのは定説です。

頭金の目安は、物件のおよそ2割程度と言われており、

たとえば3,000万円の住宅を購入する際には、

600万円ほどを現金で準備するのが従来までの考え方でした。


しかし最近では、フルローンに対応した住宅ローンが登場し、

頭金だけではなく諸費用も住宅ローンに含めることによって、

できる限り現金での支出を減らして住宅を購入できるようになっています。

 

子どもの進学や車の買い替えなど、

住宅購入のタイミングでほかにも大きな出費の予定があり、

手元に現金を残しておきたい場合は住宅ローンをフルローンで借りることができれば、

家計を圧迫することなく住宅を購入できるはずです。


一方で、フルローンでの借り入れは、頭金を用意した場合と比較して不利になるのでは

そして、もし不利になるのであれば、どのようなデメリットがあるのか

ということが気になる方も多いのではないでしょうか。


そこで今回は

「住宅ローンをフルローンで借りるメリットとデメリット」

をお伝えします。


◆住宅ローンをフルローンで借りる場合の

 デメリットとは?


住宅ローンをフルローンで借りることは、条件さえ整っていれば、決して難しくはありません。


しかし、頭金を用意した場合と比較すると、

フルローンには一定のデメリットが存在することも事実です。


下記にに住宅ローンをフルローンで借りる場合のデメリットをまとめました。

まずはデメリットを知ることからスタートしましょう。

 

●住宅ローンをフルローンで借りる場合の

 5つのデメリット


①毎月の返済額が大きくなる


②借り入れ金利が高くなる場合がある


③借り入れに際し、 一定の現金が必要になるケースがある


④銀行の住宅ローンの審査が厳しくなることがある


⑤ほかの買主と競合した場合に 不利になる可能性がある

 

①毎月の返済額が大きくなる


フルローンのもっとも大きなデメリットは、借入額が増加することで返済額が膨らむ点です。


たとえば、変動金利(全期間引き下げプラン)で

3,000万円の住宅購入資金を35年間借り入れるケースを想定すると、

2割の頭金を支払い2,400万円借り入れた場合の返済額は月61,845円です。


一方、頭金なしで3,000万円を借り入れた場合の返済額は月77,306円となり、

月額で1万5,000円ほどの差が出ます。


諸費用も含めて借り入れた場合や、変動金利よりも金利の高い固定金利を選択した場合は、

さらに返済額の差が広がる点にも注意が必要です。

 

②借り入れ金利が高くなる場合がある

フルローンのデメリットのもう一つは自己資金(頭金)の割合によって

金利が変わるケースがある点です。


たとえば、フラット35では、頭金が1割以上の場合と、

1割以下の場合でそれぞれ異なる金利が適用されます。


都銀やネット銀行などの民間の銀行でも、

フルローンと頭金ありの場合とでは金利が変わることがあるため、

金利差がどの程度か、返済額への影響がどの程度あるのかを

チェックしておく必要があります。

 


③借り入れに際し、 一定の現金が必要になる場合がある

 

住宅ローンをフルローンで検討する際、

本来であれば、事務手数料や登記費用といった「諸費用」も借入額に上乗せできれば理想的です。

 

しかし銀行によっては、このような、完全なフルローンには対応しておらず、

諸費用を別途で支払わなければならない場合があります。


借入時にかかる諸費用は、数十万円から百数十万円程度と、

決して小さくないため、諸費用の金額や、ローンへの上乗せの可否などは、

しっかりと確認しておきましょう。

 


④銀行の住宅ローンの審査が厳しくなることがある


フルローンを検討する際に気になることの1つが、銀行の住宅ローン審査でしょう。

物件に対する融資割合が増えるため、頭金を準備する場合と比較すると、

フルローンにおける銀行の住宅ローン審査は厳しくなる傾向があります。


ただし、住宅ローンの審査では、

契約者の年齢・年収・勤続年数・健康状態・過去の返済遅延情報など、

ある程度、審査項目が標準化されており、条件をクリアしてさえいれば、

「フルローンだから」という理由のみで審査に落ちるケースは多くありません。


もしも、フルローンでの審査がなかなか通りにくい場合は、

配偶者との収入合算やペアローン、親子でのリレー返済などを利用して、

審査のネックとなっている条件(年収など)をクリアできないか試してみましょう。

 

⑤ほかの買主と競合した場合に 不利になる可能性がある


同じ物件に対して複数の買主が購入の申し込みをするような場合、

不動産会社や個人の売主が、フルローンでの購入希望者よりも、

頭金を準備している購入希望者を優先することがあります。


これは販売する側の考え方によることから、

つねに「フルローンだと不利になる」と決まっているわけではありません。


ただし、複数の買い手がつきやすい人気エリアの物件や、

競合性の高い物件などを購入する場合には、

フルローンが不利に働くケースもあることを意識しておくと良いでしょう。

 

◆住宅ローンを フルローンで借りる場合のメリットとは?

 

このように、住宅ローンをフルローンで借りることには

デメリットがある一方で、フルローンならではのメリットもあります。

 

下記に住宅ローンをフルローンで借りる場合のメリットをまとめました。

 

フルローンの利用を検討されている方は、メリットについてもしっかり把握しておきましょう。

 

●住宅ローンをフルローンで借りる場合の3つのメリット


①手元の現金を減らさずに済む


②他のローンと比較すると、低金利で借り入れできる


③住宅購入のタイミングを自由に決めることができる

 


①手元の現金を減らさずに済む


住宅ローンをフルローンで借りる場合のもっとも大きなメリットが、

多額の現金を使わずに住宅を購入できる点です。


住宅購入では、頭金や諸費用以外にも、

引っ越し費用や仮住まい費用、家具や家電の購入費用など、

なにかと出費がかさみます。

 

また、子どもが受験を控えていたり、車などの大きな買い物を検討していたりと、

他にも大きな現金支出が予想されるような場合は、

一定のキャッシュを確保しておくことが重要になるでしょう。


住宅ローン=借金、と考えると、少しでも借入額を減らすべき、と考えがちですが、

一定の現金を確保して、お金の流動性(=キャッシュフロー)を保っておくことは、

急な出費が必要になった場合を想定した際、家計のリスクを抑える効果があります。

 

②他のローンと比較すると、低金利で借り入れできる


住宅ローンをフルローンで借りるメリットのもう1つは、

他の借り入れ手段と比較すると、住宅ローン金利が低いという点です。


借り入れの際に、土地と建物に抵当権を設定する住宅ローンでは、

住宅を担保とすることで、多目的ローンや教育ローンといった無担保型のローンと比較すると、

圧倒的に低い金利で資金を借り入れることができます。


たとえば、子どもの進学と住宅購入が重なった場合などは、

子どもの進学費用のために教育ローンを検討するよりも、

住宅ローンをフルローンで借り入れ、手元に残った現金を進学費用に充てたほうが、

借入金利を低く抑えることができるでしょう。

 

③住宅購入のタイミングを自由に決めることができる


住宅ローンをフルローンで借りるメリットの3つめは、

自分の希望するタイミングで住宅を購入できる点です。

 

頭金を貯めることを第一の目的としていると、資金が貯まっていないことがネックになり、

良い物件が見つかってもなかなか住宅購入に踏み切れない、

というケースが出てきます。


たとえば、子どもの誕生や独立、親との同居など、

ライフスタイルが大きく変化するタイミングは、

今までの住まいを見直すことで、より快適な暮らしを手に入れるチャンスでもあります。

 

また、住宅ローン金利も、世界経済の影響を受けて日々、

上昇や下降をくり返しています。


このように、住宅購入を検討するタイミングと、

家の貯蓄状況とは、必ずしも一致するとは限りません。

 

「住宅ローンをフルローンで借りる」という選択肢を持っておくことで、

頭金が充分に貯まっていなくても、

今、住宅を購入しておいたほうが良さそうだ、と感じたときに、

行動を制限されずに動けるようになります。

 

◆まとめ


住宅ローンをフルローンで借りることに対しては、一定のリスクが伴うのは事実です。

 

その一方で手持ちの現金を持ったまま新しい住宅を購入できることには、

それなりのメリットがあることもまた事実です。

 

フルローンは、良い悪いではなく、住宅ローンを利用する際の選択肢の

一つと考えると良いでしょう。


2018年8月現在も、住宅ローンの金利は比較的低水準で推移しており、

他のローン(教育ローンやマイカーローン)と比較しても、金利に優位性があります。


フルローンのデメリットについて十分に理解しつつも、

他の用途で現金が必要な場合や、住宅購入を急ぎたい場合には、

「住宅ローンをフルローンで借りる」という選択肢を、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

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